地域まるっと体感宿 玉村屋について
私たちの宿「地域まるっと体感宿 玉村屋」は、一言では言い表すことができない宿泊施設です。
あるゲスト（宿泊者）は、顔馴染みとなった地域の農家さんのところにお手伝いにでかけて行く。他のゲストは、玉村屋にある500冊を超える本を読みながら滞在する。また、他のゲストは宿スタッフに勧められたボードゲームにハマり、夜が更ける。
そんな、思い思いの滞在ができるのが、地域まるっと体感宿 玉村屋なのです。
もし、一言で言うなら、ここは「第二の実家」
普段、頑張っているあなたが、心を落ち着かせることができる場所。
なにかを始めたいと思っているあなたの背中を押せる場所
玉村屋や周りにあるものを使って、あなたならではの過ごし方を見つけてください。
地域まるっと体感宿 玉村屋でできること
自分ならではの玉村屋での過ごし方・・・と考えても、なにができるのかがわからないと、イメージができないかもしれません。そこで、初級編から上級編までに分けて、玉村屋でできることを紹介していきます。もちろん、最初の宿泊でも上級編を選んでもらうことも大歓迎。こんな過ごし方できますか？というご相談も受け付けております。
「今日、初めて玉村屋のWEBサイトを見たよ」「一度、泊まってみたいな」と思った方におすすめな３つをご紹介します。
宿場町をお散歩
玉村屋が位置しているのは江戸時代から続く宿場町である”今庄宿”宿場町だった頃の街並みと、その後の商店街だった時代の街並みが共存する懐かしくも博物館のように飾られているわけではない今なお暮らしの吐息を感じられる街並みを歩いてみてください。
農家さん探訪ツアー
玉村屋の周りには、昔からの暮らしを感じることができる里山の景色が広がっています。その土地で古くから究極のモノづくりである”農”を営んで人たちがいます。普段、なかなか接することがない生産者さんたちの元を訪ね、作物に対する想いなどを聞くことで、あなたのこれからの暮らしが少し豊かになるかもしれません。
ごはん会
実は、玉村屋の１番の名物かもしれないのが「ごはん会」です。その日に泊まったゲストや宿のスタッフだけではなく、地域住民が混ざることもしばしば。食卓は、地元食材を使い、ゲストの方と一緒に作った料理たちが彩りを添えます。ありそうでなかった「旅先で昨日まで知らなかった人たち」と食卓を囲むこと。何度も玉村屋に足を運んでくれるゲストが「あの人に会いたいな」と何度も玉村屋を訪れる理由の一つになっているようです。
玉村屋に泊まったことがあるあなたが「もっと地域のことを知りたい」「いろんなことを経験してみたい」と思った時におすすめなのがこちら。
農作業体験
ただ、訪れるだけだと物足りない。そう思ったら「実際にやってみること」がおすすめです。百聞は一見にしかずを既に感じたのなら、「百見は一体験にしかず」と言うことで、見ているだけ、話を聞くだけではなく、実際にやってみましょう。玉村屋の体験が他と一味違うのは「体験用に作られたメニューでないこと」です。つまり、その農家さんが実際にしている作業を一緒にすると言うことで「本物の体験」を味わうことができます。まずは、数時間だけやってみませんか？
里山サイクリングツアー
玉村屋の周りには四季折々の色合いを楽しむことができる里山風景が広がっています。自然の景色だけではなく、歴史的なスポット、暮らしに必要なスポットなど。ガイドブックだけでは見つけることができない風景を玉村屋スタッフと共に訪れてみませんか？
何度か遊びに来て、自分ならではのお気に入りポイントを見つけた。もしくは、お気に入りポイントを見つけるために、もっと深く深く地域のことを知りたいと考えたなら、もう上級者！こんな感じの滞在はいかがですか？
農家さんをお手伝い
中級編では体験だった農作業を、丸１日がっつりと。過去には、１週間ほど滞在して、毎日畑に通った方もいらっしゃいます。数時間の体験だけではわからなかったことが見えてきます。何日も同じ時を過ごすので、農家さんとも仲良くなり、より深い話が聞けるようになることもあります。「そんなに長く仕事を休めない」と思うあなたには、丸１日がっつりとを何回かに分けてやってみる方法もあります。何度も通うことで馴染みの関係になるでしょう。
玉村屋ライブラリーでおこもり
「せっかく遠くまで行くのだから、あれもしたいし、これもしたいし、あれも見たい」と旅行プランを詰め込みまくっていませんか？上級者までになったあなたにご提案したいのが、「あえて予定を決めない」「そこにある偶然を楽しむ」と言うこと。日々、忙しく頑張るあなたには、なにも予定を入れない時間が大切なのかと思います。玉村屋には、500冊以上の本があります。たまたま、そこにあった本たちとの偶然の出会いを味わってみませんか？
気になる本が見つかるかも！蔵書一覧はこちら ▶︎ 玉村屋ライブラリー
自分の夢に向かって進むコワーキング
「誰にも言ったことがないけど、実はこんなことをしてみたい」と考えていませんか？玉村屋に訪れるゲストの口から「こんなことをやってみたいんですよね」と聞くことが数多くありました。自分の身の回りに人に言ったら、どう思われるかわからないから恥ずかしくて言えない。そんな想いでも日常生活には関係ない旅先での出会いだからこそ、自分の本心から話せるのかもしれません。しかし、日常だと忙しかったり、休みの日はついつい怠けてしまって目標に向かって進むことができない方も多いでしょう。そこで、玉村屋に滞在し、自分のやってみたかったことを誰にも邪魔されずに取り組んでみてはいかがでしょうか？
コワーキングと言っていますが、仕事でも趣味でもOK！一緒にチャレンジしてみませんか？
このように様々な滞在ができるのが、地域まるっと体感宿 玉村屋です。
「こんなことできますか？」
「こんなことに興味を持っているんだけど、おすすめの過ごし方はありますか？」
そんなご相談もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
運営している私たちのこと
地域まるっと体感宿 玉村屋は、一般社団法人ぷらすたいむずが運営しています。法人と聞くと、大きな会社をイメージされるかもしれませんが、法人としてはたった２人で運営している小さな会社。実際には、宿のことや様々な体験などをお手伝いしてくれる人たちが多くいらっしゃいますので、２人だけでやっているという感じはしていません。そんな私たちのことを紹介させてください。
ぷらすたいむずの名前には、地域への足し算（ぷらす）のお手伝いと掛け算（たいむず）のお手伝いをしたいという想いを込めています。
私たちが住んでいて、そして宿を営んでいる福井県南越前町は全国の過疎化地域と同じく、人口流出、少子高齢化が課題となっています。そんな地域にも、ここにしかない生業があり、ここでしか出会えない人たちがいます。私たちは、そんな人たちの素敵な暮らしがいつまでも続いてほしいと思っています。しかし、人口流出・少子高齢化が進む中、後継者がおらず、そういった生業が引き継がれていかないということを見てきました。その一つの要因として、地域で暮らす人々が自分たちの生業への誇りが少なく、自分たちの子どもに生業を継がせたがらない状況があることを知りました。けど、ここには誇れる生業があると私たちは考えています。
そこで、地域の外から人が訪れるようになれば、その生業の良さを地域の人に伝えてくれ、何人もの人に伝えてもらえると、地域の人も良さを見直してくれるのではないかと考えました。と言うのも実は、私たちは移住者です。だからこそ、地域の人たちには、当たり前にありすぎて、良さに気づけていない生業でも、魅力を見つけることができたのではないかと思います。そうであれば、外からの人に訪れてもらい、地域の生業に関わってもらう。そうすることで、その生業の良さを地域の人に伝えてくれることで、地域の人が自分たちの暮らしの良さを再認識し、次世代にも自信を持って継いでほしいと言えるようになり、地域が持続するものになるのではないかと考えています。
私たちは、そういった魅力の溢れる生業をゲストの方に体験してほしいですし、多くのゲストが訪れることで地域の人に自分たちの暮らしに自信を持ってほしいと考え、そのきっかけづくりとしての宿屋を運営することにしました。
他にも様々な地域と関わる事業を展開しておりますので、気になる方はお越しになった時に色々聞いてみてください。