【シリーズ玉村屋を支える人②】OJ02 井上さん

【シリーズ玉村屋を支える人②】
OJ02 蓮農家/井上典宣さん

玉村屋を支える人シリーズ。今回ご紹介するのは南越前町の特産品の一つである「花ハス」を育てる農家の井上典宣さん。日本一の栽培面積を誇る南越前町の花ハスの出荷組合の組合長も務めています。「出荷組合の組合長」と言われると少し堅くて怖いイメージですが、そんなイメージを払拭してくれる井上さんをご紹介します。

農家・井上さんとの出会い

井上さんに最初に出会ったのは、3年前の6月下旬。地域おこし協力隊として南越前町に着任して2か月ほど経ったころです。それまでは先輩協力隊に連れて行ってもらって人に会っていたのですが、今までのつながりから広げていきたいと思ったのと住んでるからには特産品のことを知りたいと思い、役場を通じて連絡を取ったのが始まりです。

出会ったのは花ハスの出荷がピークを迎える前の6月。井上さんが1年間で最も若い人手をほしがっている時期です。そこにやってきた当時27歳の私は、井上さんにとって重要な戦力。早速、その年の7月から花ハスの収穫作業を手伝い始めました。それから早3年。今では花ハスの収穫時期だけではなく、様々な形でサポートしてくださる井上さんのすごいところをご紹介します。

井上さんのすごいところ

「まぁ、コーヒーでも飲めや」から始まる井上さんの会話。一言で言うなら「田舎暮らしに必要なスキルをすべて持ち合わせている人」と言える人です。話を聞いていても「そうだったのかぁ」と思うところが多くあります。

①花ハスの収穫から、山仕事、ちょっとした工事までできるところ
井上さんのような人に「本業」という言葉は似あわないかもしれませんが、メインで作っているのは蓮の花。仏教の花としてお盆に出荷のピークを迎える花です。これを生産しているのがメインの仕事ですが、井上さんはそれにとどまることなく、米も作り、野菜も作り、漬物も作って、山に入って木を切る。そして薪にするといったようにここでは書ききれないほど、幅広くやっていらっしゃいます。

②「ほしい」と思う人のために頑張るところ
お盆の花として出荷される花ハス。葉っぱの部分はお茶にしたり、パウダーにしてうどんにしたりと他にも使い道がたくさんあります。しかし、全て手作業であるため、手間がかかります。手間がかかるということは人件費がかかるということ。そして、値段も高くできないので、あまり利益になっていません。だからと言って井上さんは蓮茶づくりをやめません。だって、「蓮茶がほしい」と待ってくれる人がいるから。

③結構サービス精神旺盛
花ハス出荷のピークを迎えるお盆前は、めちゃくちゃ忙しい井上さん。そんなときでも私たちがゲストを連れていくと、いろいろ話をしてくれたり、やって見せてくれたりとサービス精神旺盛。

井上さんに会えるプログラム

「僕らの夏休み」
夏休みの特別企画。「夏休みにおじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったら、仕事を手伝うことになった」をテーマに、この時期ピークを迎える花ハスの収穫作業や菊の出荷作業の手伝いなど、地域の日常にお邪魔するプログラムです。長期で手伝ってくださる方には報酬が出るところもあります!

「どろんこバレーボール大会2018 in 南越前の花ハス田」
井上さん全面協力のもと、花ハスの田んぼの真ん中に現れるバレーボールコート。そう、全国で静かに盛り上がりを見せる「どろんこバレー」です。他の大会と違うのは、その田んぼの深さ。通常のどろんこバレーは、米の田んぼなどを使っていたり、特設会場で開かれるため、水はくるぶしくらいまでしかありません。しかし、ここは膝くらいまでの深さがあるため、よりハードなコート。けれども、跳ね上がる水しぶきは他の大会より大きく、迫力のある大会となっています。

Hi-Trip ~人に出会う旅~
そこに暮らす人に会いに行く旅 Hi-Trip。ご希望に合わせてご案内します。

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ショー

一般社団法人ぷらすたいむず理事/南越前町地域おこし協力隊 生まれてから大学卒業までを京都で過ごす。20歳の時に自転車で日本一周をしたことをきっかけに「地域」に関心を持ち、旅行会社で地域への送客を、宿泊施設で人の受入を経験し、より地域に入り込んで活動したいと考え、地域おこし協力隊として福井県に赴任。 ミッションは空き家を活用した宿屋の開業。地域素材を活用した「体感プログラム」を開拓、実施中。 協力隊任期終了後は、フリーランスとして、地域活性化サポート、宿屋の運営などを手掛ける予定。