田舎で年越し ~ 餅つき、そば打ち、初詣 ~【開催レポート】

田舎で年越し
~ 餅つき、そば打ち、初詣 ~
【開催レポート】

2019年が迫る12月30日から、田舎で年越ししてもらおうと、田舎の年越しっぽい体験内容を集めて開催しました!

1.企画のきっかけ

自分自身の年越しを思い出したときに、子供の頃には両親が京都市内出身の私にとって、周りの友達が「福井のおばあちゃんちに行く」「岡山のおじいちゃんちに行く」といういわゆる”田舎”に帰省するのを羨ましく思い、社会人になってからは年末年始は添乗の仕事で、添乗先のホテルで一人寂しく迎えたことが印象に残っていました。仕事じゃなかったとしても「実家に帰っても特にやることないしなぁ」と帰らないんだろうなと思いました。

きっと、「帰省ラッシュで実家に帰るのは大変だし、やめとこう。けど一人は寂しいな」とか「実家に帰っても特にやることないし、どうしようかな」と考える人はいるはず!そんな人たちと楽しく新年を迎えたいと考えて、企画しました。

2.今回の協力者

普段は夏場に向けてハスの花を育てる井上さん。
夏場のハス収穫ではアルバイトとして雇っていただいたり、宿泊者の収穫体験をさせていただいたりと、いつもお世話になっている方です。
今回は井上さんから「12月30日に餅つきするから、遊びにおいで!」と言われ、宿泊者も参加させてもらうことになりました!

3.当日の様子

≪12月29日≫
30日の餅つきを午前中にするため、朝から出発したら間に合わない方々が前泊されました。

せっかく、29日に来ていただいたので、工事が終わったばかりの玉村屋の見学。完成したての床を転がる少年でした笑

母ではない大人に、冬休みの宿題を見てもらうあたりが、既に年末年始に親戚が集まっている様子が感じられます。

≪12月30日≫

餅つきをするには、最初にもち米を蒸さなければなりません。もち米は炊飯器ではなく、なんと薪ストーブの上のお釜で蒸します。これも都会からの参加者は興味津々。

蒸し終わったら、ついに餅つきです。餅つきに盛り上がる子供たち。井上さんのお孫さんたちです。初めて会った大人とも一緒になって、餅つきを盛り上げてくれました。

出来上がった餅をひとまず試食(笑)
きなこ、あんこは子供たちに大人気。つきたてが最高に美味しいのは「おろし餅」
つきたての餅に、大根おろしと醤油を絡めて食べる大人の味です。
これはつきたての柔らかい餅でしか楽しめません。

餅つきの後は、「地域ならではのものが見たい!」ということで、当宿のスタッフでもある野村フラワーフラワーさんにお邪魔して、チューリップのポット植えを体験してもらいました。観光として訪れるだけでは知ることができないリアルな地域を体感していただけました。

この光景!親戚が集まって晩御飯を食べてるように感じませんか?
この日、初めて会った人たちとは思えない馴染み具合。

≪12月31日≫

いよいよ2018年最後の1日がスタート。最初は年越しそばを自分たちで作ります。
今庄そば道場は普段から「そば打ち体験」を指導員さんが優しく教えてくれますが、この日は年末年始休暇で指導員さんはお休み。自分たちでそば打ちができる住民さんにだけ開放しています。

まずは、粉を入れて混ぜます。水を徐々に入れて、丸くまとめていきます。

丸めたら次は、のし棒を使って伸ばしていきます。

そして、細く切っていきます。これで完成!
今回、初めてそば打ちをやった方も上手くできました^^

お昼まで少し時間があったので、町内でも雪が多い秘密の場所に案内しました。都会では楽しめない雪遊びに少々興奮気味。
雪国出身のお母さんが作ったかまくらに親子で入って写真撮影♪

そして夜には、板取宿の古民家に焚火をしに行きました。ここは知り合いの方が管理してくださっていて、31日にも焚火をするということだったので、都会ではできない体験として楽しんでいただくことができました。

そして、年越しそばを食べて、参加者の皆さんとにぎやかに新年を迎えることができました。

年が変わってからは、今庄宿にある2つの神社と2つのお寺に初詣。
今庄の住民の方々は、もっと多くを回られる方もいらっしゃいますが、今回は4か所だけお連れしました。除夜の鐘を突くこともでき、満足していただけたようです。

≪1月1日≫

そして、翌朝は福井のお雑煮を召し上がっていただきました。お雑煮は全国でいろんな食べ方があると思いますが、福井のお雑煮は実にシンプル。中に入れる餅は、もちろん30日に自分たちでついた餅です。

最後は今庄駅や敦賀駅にお送りして、今回の年越しイベントを終えました。
気分的には親戚とか兄弟を駅まで送りに来た感じ。また、会いたいなと思える年末年始をありがとうございました!

4.参加者の声

・家でなかなか蕎麦は打てないので。自分の打った蕎麦で年越し蕎麦なんて最高!
・観光地ではない場所を巡れて町を深く知れて良かった
・田舎を離れ都会に住む中、やはり田舎ならではの年末年始を過ごせた事に心から満足と感謝の気持ちでいっぱいです。
・家族みたいに滞在できたのは楽しかったです。

4.開催して感じたこと

今回は、自分自身の経験から年末年始に一人で過ごすのではなくて、誰かと一緒に過ごせる場所を作りたいなと思って開催しましたが、開催した自分自身が一番楽しませてもらったかもしれません。大人になってからは実家に帰ったとしても特にすることがないので、年末年始に帰省する気にはならないのですが、同じように帰省しない人は自分だけではなく、他にもいること、そして家族じゃないけども誰かと一緒に新年を迎える幸せを感じさせてもらいました。お越しいただいた皆様、ありがとうございます。この企画は来年もやりたいなと思っています。

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ショー

一般社団法人ぷらすたいむず理事/南越前町地域おこし協力隊 生まれてから大学卒業までを京都で過ごす。20歳の時に自転車で日本一周をしたことをきっかけに「地域」に関心を持ち、旅行会社で地域への送客を、宿泊施設で人の受入を経験し、より地域に入り込んで活動したいと考え、地域おこし協力隊として福井県に赴任。 ミッションは空き家を活用した宿屋の開業。地域素材を活用した「体感プログラム」を開拓、実施中。 協力隊任期終了後は、フリーランスとして、地域活性化サポート、宿屋の運営などを手掛ける予定。